挙党態勢の確立をめざして
- 千葉県初の総理誕生へ -
8 月 29 日、野田佳彦民主党代表が誕生した。
政権交代以来 2 年、すでに 3 人目の代表であるが、 3
度目の正直、今日の困難なわが国の置かれた状況を乗り越えて行く機会にしていきたい。これまで、試行錯誤の繰り返しの中で信頼を勝ち得ることの出来なかった民主党政権であるが、是非これを立て直し、しっかりと使命を果たすべき時だ。
6月2日の菅総理退陣表明の前後から、私は志を同じくする仲間と共にメロスネットを組織し、こうした使命を果たすにふさわしい次期リーダーを誕生させるべく模索してきた。特定の個人をあらかじめ想定するのではなく、挙党態勢の確立を実現する上で最善の選択とは何か、国民が政権交代に託した期待を実現する道筋を示せるのは誰か、その問題意識をもって。手を挙げられた次期リーダー候補のお一人お一人と懇談を重ねつつ、それぞれ認識を深めてきた。
29 日の代表選は、その成果としての選択でもあった。
今回の代表選では、これまでの党内事情を鑑みて、対立と排除の論理を避けるべしとの多くの議員の意思が感じられた。内外の状況を受けて選挙戦は短期間であり、しかも立候補者が最終的に5人と多極化したこともあり、少なくともこれまでのような対立激化の構図にはならなかった。
復興、原発、そして世界的な経済危機。待ったなし、後のないわが国の状況、そしてわが民主党政権、ここからどのように新たな道筋を切り開いて行くべきか。とにかく今はすべての世代が協力し合い、挙党態勢で救国内閣を作っていくことだ。次の世代の民主党の脈々とした流れを整えていく一幕でもある。
ともかくも本日 30
日、野田佳彦総理が誕生した。憲政史上初の千葉県からの議員総理である。しかも県内では日々、深い交流のある隣接選挙区の重鎮であることも頼もしく、喜ばしい。身長
173cm 、体重 79kg
、しかも戌年とか。キャリアはよほど先輩であるが、今回知った思いがけない共通点も少なくない。大いに期待するとともに、同志の一人として共に精一杯、自分の持ち場で力を振るって行きたいと改めて考えている。